新入社員の考えるキャリアにリアル感を。トレーナーとの共通言語をつくることでキャリア起点のOJTを実現 │ CAREER MAKER(キャリアメーカー)
新入社員の考えるキャリアにリアル感を。トレーナーとの共通言語をつくることでキャリア起点のOJTを実現

宅配ピザで知られる株式会社ドミノ・ピザ ジャパンでは、新入社員とそのトレーナーにあたるストアマネージャーを対象にした研修の一環としてキャリアメーカーをご利用いただきました。

株式会社ドミノ・ピザ ジャパン

世界で19,500店舗の店舗展開をしているドミノ・ピザの国内チェーン運営。

Training planning & Operation Specialist 古村様

 

導入の目的

キャリアメーカー編集部(以下、編集部)

 今回キャリアメーカーをご利用いただいた目的や背景について教えてください。

 

古村様:

当社では、従業員一人ひとりの個性を大切にし、それぞれが自分らしく働ける環境作りを大きなテーマとして設け、その実現に取り組んでいます。

 

例えば、ジョブポスティングや他部門への転籍制度や、業務内外での知識やアイデアの共有を促進するためのeラーニングツールやコミュニケーションを図るプラットフォームも用意しています。

 

こうした人材育成の一環としてキャリアに関する研修も実施していたのですが、そこに課題感を抱いていました。

 

ドミノ・ピザではアルバイトから社員になるケースが多く、社員として入社し、研修で自身のキャリアを考える機会を与えても、アルバイト時代の視点からなかなか抜け出せずにキャリアを考えてしまうという課題がありました。ある意味で今後のキャリアをリアルに考え、捉えることができていなかったのです。

 

そんな中でキャリアメーカーの存在を知り、新たなアプローチを試みることにしました。

 

 

導入の決め手

編集部:

 キャリアメーカーのご利用の決め手は何だったのでしょうか?

 

古村様:

キャリアメーカーを選んだ決め手は、そのユニークなゲーム形式にありました。ゲーム形式であれば従業員たちが自分事としてキャリアを考える助けになるのではないかと感じたのです。

 

さらに、研修プログラムの詳細をお聞きすると、私たちに合わせて柔軟にカスタマイズが可能であることを知り、これが非常に魅力的であると感じました。また、導入前にトライアルを実施し、実際に体験することで、キャリアを考える手助けとしてとても良い研修になるのでは、と実感することができ、キャリアメーカーを新入社員研修のプログラムに入れることにしました。

 

受講対象

編集部:

 今回の受講対象の方を教えてください。

 

古村様:

今回のキャリアメーカーの受講対象者は、新入社員と、彼らをトレーニングするストアマネージャーです。

 

ともに同じ研修を実施することで、キャリア実現を同じ目線で考えられるのでは、という期待がありました。

 

 

実際に研修を実施してみて

編集部:

実際に研修を実施してみていかがでしたか?

 

古村様:

研修を実施してみて、特に印象的だったのは、自分のキャリアを「仕事」「家族」「健康」「余暇」という4つの要素に分けて考えるアプローチでした。この方法により、参加者は自分のキャリア観を客観的に捉え、理解を深めることができました。また、現在のキャリア状況だけでなく、将来的な価値観やキャリアの方向性を考えることにも役立つ、非常に有意義な内容だったと感じています。

 

また、将来に向けたキャリアの考え方において、「イベント」として登場する様々なライフイベントや予想外の出来事について考える部分も非常に有効でした。多くの人は日々の生活の中でこれら将来起こり得るイベントについて深く考えることは少ないと思っています。このアプローチは、将来のキャリア計画において、参加者にとって新たな視点を提供し、大変役立つものであったと思います。

 

 

研修を受けたストアマネージャーの声

編集部:

今回の研修を受講された方の感想などは届いていますか?

 

古村様:

はい、受講されたストアマネージャーからの具体的なフィードバックが届いています。特に、新入社員と同じ店舗に配属されたストアマネージャーからの感想が印象的でした。このマネージャーは、研修を通じてトレーニングの質が向上し、新入社員との関わり方が変化したと言っていました。

 

具体的には、研修の効果として、単にスキルを教えるだけでなく、新入社員のキャリアを含めた長期的な視点でのコミュニケーションへと変化が起きたようです。これまでのトレーニングが知識やスキルをベースにしたものであったのに対し、現在は新入社員の人生観やキャリア観を起点として、より深いレベルでのトレーニングが行えるようになったそうです。

 

さらに、ストアマネージャーと新入社員が同じ研修内容を学ぶことで、キャリアに対する共通言語が生まれ、より効果的なコミュニケーションが行えるようになったとのフィードバックもあります。この変化は、研修の効果を示す良い例であると言えるでしょう。

 

今後、NEXERAの研修事業に期待すること

編集部:

今後、当社の研修に期待することはありますか?

 

古村様:

今後の研修に関しては、いくつかの期待点があります。

 

まず、マネジメント層への研修をゲーム形式で展開することの強みを活かして、さらにその内容を拡充してほしいですね。ゲーム型のアプローチにより、マネジメントのスキルをより具体的かつエンゲージメント高く学ぶことができると考えています。

 

例えば、「評価者向け講座」など、マネジメント層向けの内容を小分けにしてゲーム形式で提供してもらえると非常に良さそうだと思っています。

 

また、新入社員向けの研修に関しては、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルの強化できる研修もあるといいですね特に、報告、連絡、相談(報連相)などのスキルは、講義形式だけでは十分に伝えるのが難しいと感じており、実践的な学習方法があれば非常に助かりますね。

 

 

今後目指す組織像

編集部:

今後目指す組織像はありますか?

 

古村様:

今後の組織像については、冒頭で触れたように、個々の従業員の個性を受け入れ、それを最大限に活かせる職場環境の構築を目指したいと考えています従業員一人一人のユニークな特性や才能を認識し、それぞれが自分らしく働ける環境を提供することが重要だと考えています。

 

また、研修プログラムを通じて、従業員が「働くこと」そのものを楽しむことができるような文化をしたいという願いがあります。働くことが単なる義務ではなく、笑顔で楽しみながら取り組めるような、ポジティブな職場環境を作りたいという考えがあります。このような文化は、従業員のモチベーションと満足度を高めることにも繋がるのではないでしょうか。